古今和歌集







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『古今和歌集』
古今和歌集は、最初の勅撰和歌集の名です。古今集ともいわれます。
三代集の第1にあたり、全20巻となっています。八代集の第1番目でもあります。
延喜5年(西暦905年)に撰が始まったと伝えられます。
万葉集の歌風は、おおらかといわれますが、当時の中央集権の貴族政治の繁栄をうつした古今和歌集の歌風は、優美で夢想的です。
四季を主題とした短歌は情景が目に浮かぶようなやさしいものばかりです。現在よりずっと美しい自然を真に愛するような、視界がそのまま映像化されうる視点と構成の短歌(五・七・五・七・七)が多いのが特徴です。春夏秋冬以外に、恋歌も離別の歌もあります。
万葉集の益荒男(ますらを)ぶりに比して、手弱女(たをやめ)ぶりといわれ、三句切れが多い傾向があります。

  例.
  見る人も なき山里の 桜花 ほかの散りなむ のちぞ咲かまし
  伊勢『古今和歌集』
:見る人もない山里の桜の花、もし他の花が散った後に咲いたら如何であろうか。

  例.
  住の江の 岸による浪 よるさへや 夢のかよひぢ 人目よぐらむ
  藤原敏行『古今和歌集』
:住の江の波は常日頃岸に寄り来るというのに、夜の夢の通い路ですら人目を避けるようなのだろうか。

  例.
  水の面に しづく花の色 さやかにも 君が御影の 思ほゆるかな
  小野篁(おののたかむら)『古今和歌集』
:水面に沈む花の色、水の面に花の色が映るようにはっきりと亡き人の姿が思われたことだ。

■短歌の検索傾向
 グーグルインサイトでの検索傾向は以下の通りです。一年中、特に傾向はつかめませんでした。